大学院授業 環境保全と生態工学

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GroupE 飯川祐基(環境デザイン研究室) / 中嶋司(水町研究室) HOME
コメント 感想
■ラックストン教授 ・私もよく板櫃川の遊歩道で散歩やサイクリングをするが,確かに遊歩道はボロボ ロになっている.そこに目を付けたのは良い視点だと思う. ■小原文男さん ・タイトルは良いが、新規性に欠ける提案に感じた。 ■今道さん ・スロープを導入する提案は良いと思う。 本発表では九工大の近くを流れている板櫃川を対象にしました.板櫃川は市街地に囲まれていますが,生き物が豊富でコンクリートむき出しばかりでなく植物もほどよくあることが現地調査で分かりました.しかし,子どもが気軽に遊べるような環境がないと思い,今回の提案をしました.提案するにあたり,新規的な要素や実現性を兼ねそなえた案を出すのに苦労しました.グリーンインフラ=自然を増やすという固定観念に囚われすぎたため,さらに工学的な考えを取り入れることや別のアプローチができたらよかったなと思います.しかし,この講義を通して機械系の学科ではできない地域のあり方や自然環境との調和について考えることができたので良い経験になりました.他のグループの発表やプロの方々の意見をお聞きすることで自分たちの調査不足やアイデア提案の難しさが分かった非常に有意義な発表会でした.(岩崎)
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今回の発表では板櫃川の遊歩道の改修に対して,グリーンインフラを導入し,動植物の住みやすい環境にすることや市民と川との心理的な距離を近づけるということを考えて提案を行った.現地調査で感じた人と川との距離感の遠さや,遊歩道が設置されているものの崩れている箇所が多く,補修が十分に行き届いていないといった課題を解決することを目的とした.今回行った提案は新規性を感じなかったという意見をいただいたとおり,あまり新しい提案ができなかった.この発表とそれへ向けての準備のプロジェクトを計画するときに新しいアイデアを出す難しさを感じた.この授業全体を通してグリーンインフラとはなにか,また,グリーンインフラの持つ役割を知ることができた.近年,環境保全を意識した設計が行われているのは知っていたが,グリーンインフラのもつ機能性について意識したことはなかった.これまでの自分の考えるグリーンインフラはただ街に植物を植え,緑を増やして動物や植物に配慮することだけを考えたものだと思っていたが,今回の授業や発表に向けた準備を進めていくなかで,グリーンインフラによってグレーインフラにはない機能を持たせることができることを知った.この授業で得たそうしたグリーンインフラに関する知識は必ず今後に生かされるものになると思う.(金屋諒)