大学院授業 環境保全と生態工学

環境デザイン研究室HPへ戻る

GroupC 柳田 壮真(環境デザイン研究室)/ 中濱 敦子(建築デザイン研究室)
コメント 感想
■小原さん 発表の中に出てきた「気づき」が、私も大切だと思うので、良い視点だと思う。先進国といわれる国は、アメリカや、ヨーロッパの国のようになっているが、日本はアジアなので、その考え方で取り組む必要があるのではないと考える。 ■近藤さん 子どもが自然の中で成長するということを考えれていて良かった。 ■梅野さん 後付けで、理論をつけているように感じた。理論でデザインするだけではなく、まずは、子どものころ自分たちにとって何が楽しかったのかを考え、デザインに取り入れるともっといい提案になったと思う。

 

各グループの発表内容はこちら(グループ名をクリックしてください。)
Groupア GroupB GroupC GroupD
毎日通る道、地域の人との交流の場である道の魅力を高めることは、とても大切だと感じます。そこで、私達のグループでは、通学路をいかにして面白い道にするかを考え、小学校に隣接する大学キャンパスの自然環境を地域の人が利用しやすくすることによって解決することを試みました。しかし、考えていく中で、道幅や周辺環境との関係から、通行しやすさを保ちながら提案するには課題があることが分かりました。全体へのコメントの中で、「なぜそのような環境になったのか、歴史的・地理的・またその時代の人の考え」を考えるといいといわれました。道は町を構成する重要な要素であり、周辺環境と密接に関係していると思います。授業を通して、道について考える際は、周辺環境が今後どのように変化するのか予測を立て、計画的にまちを整備することが大切だと感じました。(柳田 壮真) 今回の提案では、私たちは一般的に言われている子どもや環境についての問題・課題を通学路に操作を加えることによって解決しようとしました。そこで、普段よく通る九州工業大学内の敷地や近くの道路について調査しました。よく九州工業大学は自然が多いと言われますが、「この場所にこんな木があったんだ」など、知らないことが多く、その自然と触れ合って来なかったことに気づきました。また、今回は環境デザイン研究室・建築デザイン研究室のグループだったので、環境に関する知らないことなどを教えて頂きました。そのような元々ある環境に関する知見や研究を本提案に活用しようと考えましたが、今回の提案は必ず皆が一度は経験したことがある通学路についてだったので、もっと自分たちの記憶や経験に頼ってもよかったのかなと総評を頂いて感じました。発表を終えた際に質問していただいた、「では、何故今九州工業大学は地域に開かれていないのか」についてはあまり考えきれていませんでした。確かに、何故今できていないのかを考えないと今後どのようにすればこの提案が実現できるか考えることができないと感じました。このような提案は、どのように変えればこの場はどのように変わるか・活用できるかをよく考えがちですが、何故今そのようになっていないのか、何故今そのような状況なのか、どのようにすれば提案のような空間になるのかも合わせて考える必要があることを学びました。一番心に残っているのが、「持続可能なものは持続可能でない」という言葉です。専門家がこれからの環境はどうすれば良いかを考えることは勿論大切ですが、それを使う人・その空間にいる人がどう感じるか、その人たちは何を求めているかを考える重要性に気づきました。今回の私たちの提案は、直接良い環境にするというよりは、一般的な人にまず環境に興味を持ってもらうための空間や子どもたちに自然環境と触れ合ってもらうための空間でした。今後は、そのような人に対しての働きかけが大切であると思います。確かに、その場所に住む生物の種類が増えるとか、そこに住む人にとってはそんなことどうでもいいと感じるのは当たり前です。そのような環境になれば、そこに住む人にとって、地球にとってどんないいことがあるのか伝えていく必要があります。また、グリーンインフラの経済効果についても同じように考える必要があると感じました。持続可能性のためには、確かに経済面についても考慮する必要があります。しかし、あまり私たちはお金の面に目が向かない傾向があります。今回は様々な視点から提案にご意見を頂きとてもいい経験になりました。(中濱 敦子)