日本景観生態学会第30回大会(オンライン)大会実行委員会

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日本景観生態学会第30回大会 (オンライン)

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開催にあたって

日本景観生態学会第30回大会の開催にあたって

日本景観生態学会会長 鎌田磨人

 

 2020年、30回目になる研究発表大会は、新型コロナウィルスへの感染リスクを下げるために、オンラインで開催することとなりました。

 新型コロナウィルス感染症への対応として加速化したテレワークは、仕事や暮らしのあり方を大きく変えてきています。都市でなくても、地方で仕事をしながら暮らしてゆけるとの考えが、リアリティをもって語られるようになっています。ポストコロナもしくはウィズコロナの社会は、都市での一極集中型社会から地域分散型社会に向かっていくものと思います。そうした動きは、里山等に蓄積されている資源を活用した暮らしにつなげてゆける可能性を持ちます。このような中で、私たち景観生態学会のメンバーは、複数の機能を同時に発揮することのできる生態系を地域のインフラの核として活用していくための、土地利用方針を提示していかなければなりません。

 我が国では、次期の生物多様性国家戦略の策定に向けた検討が進められています。そこでは、里山等、地域の生態系の管理・活用において、地域住民等による自主的な取り組みが今まで以上に重要になると考えられています。多くの景観生態学会のメンバーは、それぞれの地域で、住民、NPO、行政、事業者等と密接に関わりながら、地域資源としての生態系の管理手法を提案しようとしてきています。学会大会は、それぞれの場での経験をとおして得た知識、スキル、アイディア、地域と共に描いた社会のあり方を発信する機会です。オンラインでの発表会では、やり方によっては、自らのフィールドで、その地域を紹介しながら、その場で得た成果を発表することもできるかもしれません。今回の大会が、今までの枠を超えた新しい情報共有の形の第一歩として、新しい社会の構築に向けて、より斬新なアイディアの創出につながる機会になっていけばと思います。

 オンライン大会の開催方針・方法については、企画・交流委員会のメンバーを中心とする第30回大会実行委員会の皆さまに検討していただいています。これからも大会当日までの間、残っている課題を一つ一つ解決し、当日の情報交換を楽しんでいただけるよう精一杯の努力をしてくださいます。実行委員会の皆さまのご努力に感謝するとともに、多くの会員からの発表と、意見交換への参加をお待ちしています。

日本景観生態学会第30回大会の開催にあたって

大会実行委員長(企画・交流委員会委員長) 藤田直子

 

 第30回大会は新型コロナウィルス感染症に配慮し、オンラインにて開催する事となりました。

 企画・交流委員会を中心とした大会実行委員会では、皆さんに満足してもらえる大会となるよう準備を進めております。

 私たちはオンライン大会のメリットを感じています。全国にいる会員の皆さんが感染リスクを回避して移動距離の負担がなく参加できること、通常よりも数倍多い口頭発表を実施できること、チャット(文字)を介したコミュニケーションにより通常よりも多くの方が発表者とのディスカッションに参加できること等です。

 また、会場設営に係る費用が不要であるため、大会参加費を無料にすることもできました。これにより、今まで大会に参加できなかった若手会員の皆さんや非会員の方々などに参加の機会を提供できるのではないかと思います。本大会が新規会員獲得への呼び水となることも期待しています。

 

景観生態学会初の試みであるため、少々手間取る場面もあるかもしれません。どうぞおおらかな気持ちでオンライン大会を楽しんで頂ければ幸いです。

日本景観生態学会第30回大会(オンライン)実行委員会名簿

大会長 :鎌田 磨人(会長)

実行委員長:藤田直子(企画・交流委員会委員長)

 

実行委員:

藤原道郎(副会長・幹事長)

真鍋徹(副幹事長)

石井 正人 (企画・交流委員会)

石松 一仁 (企画・交流委員会)

井本 郁子 (企画・交流委員会)

河本 大地 (企画・交流委員会)

小串 重治 (企画・交流委員会)

竹村 紫苑 (企画・交流委員会)

丹羽 英之 (企画・交流委員会)

望月 翔太 (企画・交流委員会)

須藤 朋美 (企画・交流委員会)